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2023.01.06

避妊手術に悩んだとき考えるべき究極の2択とは?

 

かわいい女の子をお迎えしたら(orお迎えする前に)一度は必ず、本気で考えていただきたいことが、避妊手術をどうするか??です。メリット、デメリットはもちろん、悩みすぎてわからなくなったとき、私はこの究極の2択を考えて答えを出していただきたいと思っています。ぜひご一読ください。

 

 

1.とりあえず知識をもとう~メリットとデメリット

2.実際どんな感じ?~手術の流れ

3.それでも決められない方へ~究極の2択

4.まとめ

 

メリットとデメリット

メリットはずばり、将来的な病気の予防です。それと犬さんの場合は、発情期の出血(3週間も生理があるような感じです!!)がなくなること。おむつをすればいいかもしれませんが、3週間は長くないですか?それに発情期の気分は人それぞれ、、、。いつもと変わらず過ごせる子もいれば、イライラしたりする子もいるみたいなのでそういったコントロールもできます。特に猫ちゃんは、発情期に大きな声で鳴いてしまったり、脱走のリスクもあがりますしね。

デメリットの第一はもちろん、全身麻酔をかけて健康な体にメスをいれる、ということだと思います。あとは、動物種問わず、卵巣をとるとホルモンのバランスが変わることで、基礎代謝が30%も低下するというデータがでていますので、太りやすくなります。

くわしくはこちらもどうぞ→→https://cosmos-ac.com/surgery/

 

手術の流れ

では実際の一番気になる手術ってどんな感じなのでしょう?動物病院によって少し違いはあるとは思いますが、こすもす動物診療所ではこんな流れでさせていただいてます。ご参考になれば幸いです。

手術を決意していただいたら、手術日をご予約いただきます。手術日が決まればその1週間前くらいから当日中に術前検査の血液検査を受けていただき、問題なければ、手術が可能です。手術日前日の夜ごはん以降は食べ物は与えないでください。朝からお水も飲まないで下さい。(手術後の夜ご飯は食べられますから!)

お預かりして、午前の診察が終わり次第、手術になります。腕に点滴の針をつけたり、体に鎮静の注射薬を入れたりしたら、本格的な全身麻酔をかけます。麻酔がかかったら、心電図や酸素濃度のモニターをつけます。毛をそります。消毒します。手術をする先生(術者)は手指を入念に洗浄、消毒します。そして滅菌された手術着を身に着け、滅菌されたグローブをつけます。使う器具はすべて高圧蒸気で滅菌された器具です。女の子の避妊手術は、基本的に子宮と卵巣をすべて取り除きます。(こすもす動物診療所では、犬、猫、ウサギ、ハムスターの避妊手術は対応可能です。)

子宮と卵巣を取り除くには、お腹を開かなければなりません。おへその少し下を数センチ切り、腹筋の真ん中の筋肉のないところを少し切り、お腹の中に到達します。細い棒のような器具で子宮を探し、引っ張ってまず卵巣を切除します。そして周りの脂肪やくっついている部分を切っていき、反対側の卵巣子宮も同じように切り取り、最後に子宮の根本を切り取り、切除完了です。出血がないことを確認したら、始めに切った腹筋と皮膚を縫合します。縫合したら麻酔を覚まさせていきます。自分で呼吸ができ、舌が動くようになれば、酸素室に移動し、様子を見ます。以上が簡単な流れです。といっても、なかなか想像つかないかもしれませんが、質問があればいつでも獣医師にお尋ねくださいね。
こちらもご参考にどうぞ:https://cosmos-ac.com/surgery/

 

 

究極の2択

いやいや、メリットもデメリットもわかっている方、それでも手術を決断するのが難しいのよ!というそこのあなた!!・・・わかります・・・動物本人でなく、ご家族が決断しなければならないことはとても責任重大なので悩まれると思います。

そんなあなたに、究極の2択です。

避妊手術で万一があっても、今手術をしなくて、将来病気になった方が、後悔する。

か、

将来病気にならないかもしれないから、病気になったときに手術する方がそれで万が一があっても後悔しない。

か、です。

この場合、一番気になるのが、避妊手術での万一と将来病気になる確率がどの程度違うか、ということですよね。確率論的には、断然避妊手術による万一の方が圧倒的に低いです。ただし、あくまで確率論。自分の子がその万一に入ってしまったら、たとえ0.01%の確率だったとしても、その方には100%なのですから・・・。(確率はあくまで確率で、絶対ではないですが、、、どうしても絶対とは言えないのが“命”だな、と日々ひしひし、、、お察しください。)どちらの選択が後悔しないか?

手術が怖くてやらなくて、病気になったとき、やっぱりやっておけばよかった!という気持ちにだけはなっていただきたくないです。

避妊手術をやらないならやらないで、病気になったらすぐに診断治療すればいいと思います。その覚悟をもっての、やらないという選択は正しいと思います。
ですが、昨今、多くの犬猫が早期の避妊手術をしてくださってるおかげで、子宮蓄膿症や乳腺癌は、本当に本当に少なくなりました。その事実はこの十数年での診療経験で明らかです。ご家族でよく相談していただき、皆さんが後悔のない選択をしていただきたいと思います。もやもやはどうぞお気軽に獣医師にご相談くださいね。看護師もいつでもお話をききますよ。

 

 

まとめ

避妊手術は、健康な体にメスを入れる行為です。手術自体に恐怖を感じられる方も多いと思いますが、やることで将来的な病気のリスクを回避することができます。手術の流れなどを明確にし、理解していただいたうえで、どうぞ後悔のない選択をしていただきたいです。避妊手術自体にもリスクはありますが、病気になってからの手術も大きなリスクを伴います。病気になる前に小さなリスクを乗り越えて手術するか、みんながみんな病気になるわけではないので、病気になってから手術をするか。どちらの選択も、その子を思ってのことなら正しいと思います。どちらの場合の手術もこすもす動物診療所は全力でフォローしたいと思っています。

 

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