「猫にはグレインフリーのキャットフードがいいよ」という話を聞いたことはありませんか?
なんとなく、猫に良いらしいのは知っていても、なにが良いのかよくわからないという飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そこで、今回はグレインフリーのキャットフードについて、メリットやデメリットも含めて詳しく解説していきます。
おすすめのグレインフリーのキャットフードも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
グレインフリーのキャットフードとは?
グレインフリーのキャットフードとは「グレイン=穀物を使用していないキャットフード」のことです。
キャットフードで使われるおもな穀物には、小麦、大麦、米、トウモロコシなどがあげられます。
猫は肉食なので本来は穀物を食べることはありません。
しかし、肉や魚だけでキャットフードを作ると高価になってしまうことから、コストを下げるために穀物が使われる場合があります。また、フードの粒を固めるための材料としても使われます。
本来、穀物は猫にとっては不要なもので、むしろ、アレルギーの原因になることもあります。
さらに、キャットフードは肉食の猫が必要とする肉や魚をメインにしているべきだという考えもあり、グレインフリーが注目されるようになりました。
グレインフリーのキャットフードを与えるメリットとデメリット
グレインフリーのキャットフードは猫の食性に合っている、消化吸収しやすく体の負担になりにくいなど、猫にとって良いものとされていますが、メリットだけではありません。
メリットとデメリットについて解説しますので、フード選びの参考にしてください。
グレインフリーのキャットフードのメリット
グレインフリーのキャットフードは真性肉食動物の猫にとって理想的な食事だと言われています。
では、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
①炭水化物(糖質)が少ない
②穀物アレルギー対策になる
③高品質なキャットフードが多い
猫は肉食動物のため、穀物の主成分である炭水化物を消化するのが苦手です。
そのため、多量の穀物を摂取すると下痢や鼓腸症といった病気の原因になる可能性があります。
また、猫は雑食の人や犬などと異なり、「血糖値調整が苦手」という特徴もあります。
炭水化物を摂ると血液中の糖は上昇しますが、完全肉食動物の猫は、上がった血糖値をもとに戻すのが苦手なのです。
そのため、炭水化物の多い食事を続けていると、糖尿病を発症するリスクが高まるため、注意が必要です。
少なくともネコは血糖値調整が不得手な動物とは言えるため、ペットフード中にグルコースのような急激に血糖値が上がるような原料を多く配合する事は勧めない。
ーペットフードで使用される主な炭水化物源原料
その点、グレインフリーは炭水化物の含有量が抑えられるので、猫にとって負担の少ない理想的な食事なのです。
また、ドイツにあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学を中心としたグループの研究結果では、猫のアレルギーを引き起こしやすい食物として、「牛肉」「魚」「鶏肉」「小麦」「トウモロコシ」「乳製品」が挙げられています。
参考:common food allergen sources in dogs and cats
グレインフリーのキャットフードは、アレルゲンになる穀物が入っていないため、穀物アレルギーのある猫にも安心して与えることが可能。
また、グレインフリーのフードを扱っているメーカーは、食の安全性にもこだわっていることが多いため、原材料の安全性も高く、高品質なフードが多いのも特徴です。
グレインフリーのキャットフードのデメリット
グレインフリーのキャットフードにもデメリットがあります。
①下痢をする場合がある
②肝臓や腎臓に負担がかかる場合がある
グレインフリーのキャットフードは穀物を使用していないのが良い点でもあり、悪い点でもあるのです。
グレインフリーは穀物を使用していないため、不溶性食物繊維が不足しがちです。
不溶性食物繊維には、便を固める働きがあります。
そのため、不溶性食物繊維が不足すると、猫の体質によっては下痢になってしまいます。
また、グレインフリーのフードは高タンパクになりがちです。
健康な猫には良いのですが、高タンパクな食事が腎臓や肝臓の負担になる可能性もあります。
とくに、高齢の猫は腎臓を患っている可能性があるため注意が必要です。
高齢猫のキャットフード選びの注意点は「高齢猫におすすめのキャットフード」で解説していますので参考にしてくださいね。
グレインフリーのキャットフード選び、4つの注意点
グレインフリーのキャットフードは猫にとって理想的であると考えられます。
しかし、グレインフリーだからといってすべて良質とはかぎりません。
では、何を基準に選ぶのが良いでしょうか。
グレインフリーのキャットフードを選ぶ際の注意点についてまとめましたので参考にしてくださいね。
①無理のない価格帯のフードを選ぶ
グレインフリーのキャットフードは肉や魚を豊富に使用しているため、穀物入りのフードと比べるとどうしても高価になりがちです。
相場としては、1kgあたり2,000円程度からありますが、3,000円以上のものも少なくありません。
猫は頻繁にフードを変えると、お腹の調子が整わなかったり、ストレスを感じたりする場合もあります。
フードを頻繁に変えることのないよう、無理なくつづけられる価格のフードを選んでくださいね。
②主原料を確認する
グレインフリーのキャットフードは、穀物が使用されていないため肉や魚が豊富だというイメージを持っている飼い主さんも多いと思います。
しかし、グレインフリーはあくまでも穀物を使用していないという意味であって、肉や魚の含有量には決まりがありません。
そのため、穀物以外のサツマイモやエンドウ豆などの植物性の原料を多く含むフードもグレインフリーと名乗れるのです。
つまり、グレインフリーだから良いフードだとは言い切れないのです。
肉食動物である猫の食事は肉や魚などの動物性タンパク質であることが望ましいとされています。
グレインフリーだからと安心せずに、かならず原材料を確認し、肉や魚が豊富に含まれているフードを選ぶようにしましょう。
③穀物以外の炭水化物に注意
グレインフリーでもいも類や豆類がたくさん使われているフードは炭水化物が多くなります。
猫も加熱調理された炭水化物なら問題なく消化できます。しかし、炭水化物を分解する働きのあるアミラーゼが少ないため、炭水化物を多量に摂取すると消化できずに胃腸の負担になります。
猫が無理なく消化できる炭水化物は40%未満とされています。とはいえ、胃腸への負担を考えると35%以下に抑えるのが理想的です。
ちなみに、炭水化物は表示義務がないため、フードのパッケージなどにもほとんど書かれていません。フードを選ぶ際は、炭水化物の量をきちんとチェックしましょう。炭水化物の量は、次の式で計算できます。
100-(タンパク質+脂肪+繊維+灰分+水分)=炭水化物(%)
④高齢の猫はタンパク質の摂りすぎに注意
グレインフリーの場合は穀物が入っていない分どうしても肉や魚が多くなりがち。そのため、タンパク質が多くなる傾向があります。
猫にとってタンパク質は重要な栄養素ですが、多すぎると肝臓や腎臓の負担になってしまうので注意が必要です。
高タンパクのフードが腎臓病の原因になることはありませんが、腎臓病を悪化させる原因にはなります。
高齢の猫は、気づかないうちに腎臓に問題を抱えていることが多く、知らずに高タンパクのフードを与え続けると病状を悪化させてしまう可能性があります。
そのため、高齢の猫には高タンパクになりがちなグレインフリーは避けたほうが良いと言う意見もあります。
ただ、絶対に与えてはいけないというわけではありません。
高齢の猫にグレインフリーのキャットフードをあたえる場合は、タンパク質の含有量が少いものを選ぶと良いでしょう。
不安な場合は獣医師に相談してから与えてください。
グレインフリーのキャットフードがおすすめの猫と飼い主さんは?
肉食動物である猫にはグレインフリーのキャットフードが良いと言われています。
とくに、以下のような猫と飼い主さんにおすすめします。
・穀物アレルギーがある
・穀物入りのフードで下痢になる
・食の安全性にこだわっている
穀物アレルギーのある猫や、穀物入りのフードを食べると下痢になる猫は、グレインフリーが安心です。
また、食の安全性にこだわっている飼い主さんにもグレインフリーをおすすめします。
もちろん、グレインフリーでも残念なフードがあるので、しっかりと見極める必要はあります。
使用している原材料や添加物、栄養バランスにもこだわって作られたフードであれば、安心して与えることができるでしょう。
以下、おすすめのグレインフリーのキャットフードをご紹介します。
グレインフリーのキャットフードおすすめ11選
①GRANDS(グランツ)チキン&サーモン
商品名 | GRANDS(グランツ)チキン&サーモン |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | フランス |
原材料 | 脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル 0.8%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛) |
成分 | 粗タンパク質36%、脂質17%、粗繊維4.5%、粗灰分 8.5%、水分 10%、オメガ6脂肪酸0.7%、オメガ3脂肪酸0.5%、リン1.1%、マグネシウム 0.09%、ナトリウム 0.60%、カルシウム 1.60% |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約24% |
カロリー | 361kcal(100gあたり) |
粒の大きさ | 8mm~1cmの小粒 |
その他 | ・着色料不使用 ・香料不使用 ・ヒューマングレード |
グランツキャットフードは、チキンとサーモンを7割以上配合した、高たんぱくなグレインフリーキャットフードです。
「〇〇ミールなどのどんなものかわからない原料」も使用していません。
香料も添加していませんが、パッケージを開けると、天然のチキンそのものの良い香りが広がります。
糖質は、100%-(36%+17%+4.5%+8.5%+10%)=24%
低い糖質で良いですね。
不要な添加物を一切無配合。添加物に頼るのではなく、「1袋500g」という新鮮なうちに食べきることができる小さめサイズで、品質の低下を予防するといった面も工夫されています。
「お腹のためのオリゴ糖」や、「尿路の健康に良い2つのベリー」を配合するなど、猫ちゃんの健康にきめ細かく寄り添うフードです。
初回は3つの味を「980円」から始められるのも、安心ポイントですね。
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③カナガン キャットフード チキン/サーモン
商品名 | カナガンキャットフードチキン |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | イギリス |
原材料 | 乾燥チキン 35.5%、チキン生肉 25%、サツマイモ、ジャガイモ、チキンオイル 4.2%、乾燥卵 4%、チキングレイビー 2.3%、サーモンオイル 1.2%、アルファルファ、クランベリー、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニス、コロハ、ビタミン類(A、D3、ビタミンE)、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、セレン) |
成分 | タンパク質34%以上、脂質16.7%以上、粗繊維3.25%以下、灰10.7%以下、水分8%以下、オメガ6脂肪酸2.99%、オメガ3脂肪酸0.82%、カルシウム1.58%、リン1.1% |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
カロリー | 405kcal(100gあたり) |
粒の大きさ | 約1cm |
その他 | ・着色料不使用 ・香料不使用 ・ヒューマングレード |
カナガンキャットフードは、チキンを60%以上配合のグレインフリーフードです。
〇〇ミールなども使用していません。
香料も添加していませんが、天然のチキンそのものの香りがしっかりと香ります。
タンパク質の他にも、ビタミン類や、猫にとって「必須栄養素であるタウリン」も含まれており、着色料や香料など不要なものも添加されていません。
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④FelineNatural(フィーラインナチュラル) チキン&ラム
商品名 | FelineNatural(フィーラインナチュラル) チキン&ラム |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | ニュージーランド |
原材料 | 鶏肉、心臓(子羊)、腎臓(子羊)、肝臓(子羊)、血(子羊)、フラックスシードフレーク、ニュージーランド緑イ貝、乾燥昆布、タウリン、ビタミンE、酸化マグネシウム、プロティネイト亜鉛、プロティネイト銅、プロティネイトマンガン、ビタミンB1、ビタミンD3、葉酸 |
成分 | 粗タンパク質48%以上、粗脂肪31%以上、粗繊維1%以下、粗灰分9%以下、水分8%以下、マグネシウム0.14%以下、リン1.8%以下、タウリン0.52%以上、カルシウム 1.9%、カリウム 1.0%、ナトリウム 0.4%、オメガ3脂肪酸 0.8% |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約3% |
カロリー | 485.7kcal(100gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・着色料不使用 ・香料不使用 ・フリーズドライ ・ヒューマングレード |
FelineNatural(フィーラインナチュラル) チキン&ラム は、タンパク質48%以上、糖質約3%という、非常に高たんぱく、低糖質のフードです。
肉だけでなく、内臓や血も配合し、「生の獲物」に近い配合成分になっているのが特徴。
できるだけ加熱や加工を行わないフリーズドライ製法なので、素材の風味や栄養素がそのまま生かされています。
自然の食事に近づけるために、生食の水分値に戻してから与えるフードなので、水分補給も可能です。
お値段が少し高めなのが難点ですが、本来「完全肉食」の猫ちゃんには最適なキャットフードと言えるでしょう。
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⑤ZiwiPeak(ジウィピーク)エアドライキャットフード ラム
商品名 | ZiwiPeak(ジウィピーク)エアドライキャットフード ラム |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | ニュージーランド |
原材料 | 生肉・内臓・魚介類96%(ラム生肉、ラムハート生肉、ラムトライプ生肉、ラムレバー生肉、ラムキドニー生肉、ラムラング生肉、ニュージーランド緑イ貝、ラムボーン) レシチン、イヌリン(チコリ由来)、乾燥海草、ミネラル類(リン酸二カリウム、硫酸マグネシウム、亜鉛アミノ酸複合体、銅アミノ酸複合体、鉄アミノ酸複合体、マンガンアミノ酸複合体、亜セレン酸ナトリウム)海塩、酸化防止剤(クエン酸、天然ミックストコフェロール/ビタミンE)、ビタミン類(塩化コリン、チアミン硝酸塩、塩酸ピリドキシン、葉酸、D3)、DLメチオニン、タウリン |
成分 | 粗タンパク質35%以上、粗脂肪33%以上、粗繊維2%以下、水分14%以下、灰12%以下、コンドロイチン硫酸1300mg/kg以上 |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約4% |
カロリー | 560kcal(100gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・エアドライ |
ZiwiPeak(ジウィピーク)は、成長ホルモンや抗生物質を使用せず育った「ラム肉・内臓・緑イ貝」を96%使用しています。
タンパク質は35%以上、糖質は約4%で、かなりの低糖質。
独自のエアドライ技術により、人工保存料を使用せず生の原材料の風味や栄養を閉じ込めています。こちらは水に戻す必要はありません。
ZiwiPeak(ジウィピーク)も、質は高いですがお値段も高いので、「いつものフードにトッピングとして使用する」「たまにご褒美としてあげる」という使い方をされる方も多いようです。
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⑥オリジン キャットフード オリジナルキャット
商品名 | オリジン キャットフード オリジナルキャット |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | アメリカ |
原材料 | 新鮮鶏肉 (20%), 生七面鳥肉 (10%), 生の丸ごとニシン (9%), 新鮮鶏内臓 (レバー, 心臓) (6%), 生の丸ごとヘイク (5%), 生七面鳥レバー (5%), 新鮮卵 (5%), ディハイドレート鶏肉 (4%), ディハイドレート七面鳥肉 (4%), ディハイドレートサバ (4%), ディハイドレートイワシ (4%), ディハイドレートニシン (4%), 鶏脂肪 (4%), 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとエンドウ豆, 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, レンズ豆繊維, 丸ごとピント豆, エンドウ豆スターチ, 丸ごと白インゲン豆, ポロック油 (1%), 乾燥ケルプ, 新鮮丸ごとカボチャ, 新鮮丸ごとバターナッツスクワッシュ, 新鮮丸ごとズッキーニ, 新鮮丸ごとニンジン, 新鮮丸ごとリンゴ, 新鮮丸ごと洋梨, 乾燥チコリールート, 新鮮ケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮ビートの葉, 新鮮カブラ菜, 丸ごとクランベリー, 丸ごとブルーベリー, 丸ごとサスカトゥーンベリー, ターメリック, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ 酸化防止剤: 植物油から抽出したトコフェロール: 121mg, クエン酸: 40mg, ローズマリーエキス: 80mg |
成分 | 粗たんぱく質40 %、脂肪分20 %、粗灰分8%、粗繊維3 %、水分10 %、カルシウム/リン1.4% / 1.1 %、マグネシウム0.1 %、タウリン0.2 %、オメガ6脂肪酸3.1 %、オメガ3脂肪酸1 %、DHA/EPA0.3 % / 0.2 % |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約19% |
カロリー | 541kcal(130gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・香料不使用 ・着色料不使用 ・ヒューマングレード |
オリジンキャットフードは、「獲物となる動物を丸ごと食べるイメージ」で製造されているフードです。
カレイやニシンは丸ごと配合されているので、タンパク質以外の栄養素もしっかり補うことができます。
主要な原材料に関しては、細かくパーセンテージの記載があるのも信頼できますね。
タンパク質は40%、糖質約19%の低糖質です。
酸化防止剤には、天然のトコフェロール(ビタミンE)を配合しているのも良いですね。
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⑦アカナ ワイルドプレーリーキャット
商品名 | アカナ ワイルドプレーリーキャット |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | カナダ |
原材料 | 新鮮鶏肉(9%), 新鮮七面鳥肉(9%), 新鮮鶏臓器(レバー、ハツ、腎臓) (9%), 鶏肉ミール(8%), 七面鳥肉ミール(8%), 丸ごとニシンミール(8%), 丸ごとグリンピース, 丸ごと赤レンズ豆, 丸ごとヒヨコ豆, 鶏脂肪(5%), 新鮮全卵(4%), 新鮮天然ウォールアイ(4%), 新鮮天然トラウト(4%), 新鮮七面鳥臓器(レバー、ハツ、腎臓)(4%), 丸ごと緑レンズ豆, 丸ごとピント豆, 丸ごとイエローピース, タラ油(2%), 日干しアルファルファ, 乾燥鶏軟骨(1%), 乾燥ブラウンケルプ, 新鮮カボチャ, 新鮮バターナッツスクワッシュ, 新鮮パースニップ, 新鮮グリーンケール, 新鮮ホウレン草, 新鮮カラシ菜, 新鮮カブラ菜, 新鮮ニンジン, 新鮮レッドデリシャスリンゴ, 新鮮バートレット梨, フリーズドライレバー(鶏と七面鳥) (0.1%), 新鮮クランベリー, 新鮮ブルーベリー, チコリー根, ターメリックルート, オオアザミ, ゴボウ, ラベンダー, マシュマロルート, ローズヒップ,フェシウム菌(ビタミンEとローズマリーで天然保存) |
成分 | 粗たんぱく質 37 %以上、粗脂肪18%以上、粗灰分9 %以下、粗繊維3 %以下、水分10 %以下、カルシウム1.6 %以上、リン1.2 %以上、タウリン0.15 %以上、オメガ-6脂肪酸3.5%以上、オメガ-3脂肪酸0.6%以上、マグネシウム0.1%以上、タウリン0.1%以上、DHA0.2%、EPA0.2% |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約23% |
カロリー | 393kcal(100gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・着色料不使用 ・香料不使用 ・ヒューマングレード |
アカナワイルドプレーリーキャットは、放し飼いで育てられた鶏と七面鳥が主原料。内臓も配合されています。
一部、ミール類も含まれますが、タンパク質は37%以上、糖質は約23%を実現しています。
酸化防止剤としては、ビタミンEとローズマリーを配合。
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⑧ニュートロ ワイルドレシピ アダルトチキン
商品名 | ニュートロ ワイルドレシピ アダルトチキン |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | アメリカ |
原材料 | チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、エンドウマメ、鶏脂、タピオカ、ビートパルプ、ポテトタンパク、フィッシュミール、サーモンミール、アルファルファミール、タンパク加水分解物、亜麻仁、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)ミックストコフェロールで保存 |
成分 | タンパク質40.0%以上、脂質18.0%以上、粗繊維4.0%以下、灰分10.0%以下、水分10.0%以下、ビタミンE150IU/kg以上、タウリン0.18%以上、マグネシウム0.12%(標準)、オメガ3脂肪酸0.3%以上、オメガ6脂肪酸3.0%以上 |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約18% |
カロリー | 約380kcal(100gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・着色料不使用 ・香料不使用 |
ニュートロ ワイルドレシピ アダルトチキンは、ミール類の配合はありますが、タンパク質は40以上、糖質約18%の高たんぱく低脂質となっています。
各種ビタミン・ミネラル類も豊富で、酸化防止剤も天然由来。
比較的お値段がお安いのも魅力です。
⑨ニュートロ ワイルドレシピ アダルト白身魚
商品名 | ニュートロ ワイルドレシピ アダルト白身魚 |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | アメリカ |
原材料 | 白身魚(すり身)、チキンミール、エンドウタンパク、鶏脂、エンドウマメ、ビートパルプ、タピオカ、ポテトタンパク、サーモンミール、アルファルファミール、タンパク加水分解物、亜麻仁、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸)ミックストコフェロールで保存 |
成分 | タンパク質40.0%以上、脂質16.0%以上、粗繊維6.0%以下、灰分10.0%以下、水分10.0%以下、ビタミンE150IU/kg以上、タウリン0.18%以上、マグネシウム0.12%(標準)、オメガ3脂肪酸0.3%以上、オメガ6脂肪酸2.5%以上 |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約18% |
カロリー | 約380kcal(100gあたり) |
その他 | ・保存料不使用 ・着色料不使用 ・香料不使用 |
ニュートロ ワイルドレシピ アダルト白身魚は、「魚の種類」が記載されていないのがちょっと気になりますが、こちらもタンパク質40%以上、糖質約18%になっています。
チキンの方と主原料がちがうだけで、その他の配合内容はほとんど同じなので、どちらか迷った時は純粋に「好み」で選べばよいでしょう。
⑩ピュリナワン グレインフリー
商品名 | ピュリナワン グレインフリー |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | アメリカ |
原材料 | チキン、チキンミール、えんどう豆でんぷん、キャッサバ粉、大豆たんぱく、牛脂、脱脂大豆、えんどう豆たんぱく、卵、キャノーラミール、たんぱく加水分解物、酵母、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、グリセリン、アミノ酸類(リジン、タウリン、シスチン、メチオニン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、ビオチン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール) |
成分 | たんぱく質 35 %以上、脂質 14 %以上、粗繊維 2 %以下、灰分 9 %以下、水分 12 %以下、カルシウム 1.0 %、リン 0.9 %、マグネシウム 0.12 %、タウリン 0.15 %、リノール酸 1.4 %、ビタミンA 10,000 IU/kg、ビタミンE 100 IU/kg、オメガ6脂肪酸 1.5 % |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約28% |
カロリー | 約413kcal(100gあたり) |
その他 | ・着色料不使用 ・香料不使用 |
ピュリナワン グレインフリーは、「キットカット」や「ネスカフェ」などで有名な「ネスレ」のキャットフードです。
世界最大の食品飲料メーカーの扱うフードなので、安心感がありますよね。
1袋が400gの分包になっているので、酸化する前に食べきることができます。
ミール類やえんどう豆でんぷん、キャッサバ粉などを用いることでコストカットを行っているため、グレインフリーのフードの中ではお値段がお安いのが特徴。
タンパク質35%以上、糖質は約28%です。
⑪ニュートロ ナチュラルチョイススペシャルケア
穀物フリー アダルト チキン
商品名 | ニュートロ ナチュラルチョイススペシャルケア 穀物フリー アダルト チキン |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | アメリカ |
原材料 | チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、ポテトスターチ、鶏脂* 、乾燥ポテト、エンドウマメ、フィッシュミール、アルファルファミール、ビートパルプ、ポテトタンパク、タンパク加水分解物、大豆油*、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)* ミックストコフェロールで保存 |
成分 | タンパク質33.0% 以上、脂質16.0% 以上、粗繊維4.0% 以下、灰分8.5% 以下、水分10.0% 以下 カルシウム0.9% 以上、ビタミンE250IU/kg 以上、タウリン0.18% 以上、セレン0.35mg/kg 以上、オメガ6脂肪酸3.0% 以上 |
穀物 | 無配合(グレインフリー) |
糖質 | 約28.5% |
カロリー | 約380kcal(100gあたり) |
その他 | ・着色料不使用 |
「ナチュラルチョイス スペシャルケア」は、先にご紹介した「ワイルドレシピ」と同じメーカー「ニュートロ」のキャットフードです。
同じメーカーだけあり、原材料が良く似ていますが、タンパク質量・糖質量が異なります。
タンパク質は、ワイルドレシピが40%以上、ナチュラルチョイスでは33.0%以上となっています。
また、糖質はワイルドレシピが約18%に対し、ナチュラルチョイスは、約28.5%と、ワイルドレシピの方が高たんぱく低糖質になっています。
その分、お値段はワイルドレシピの方が高く、ナチュラルチョイスの方が安くなっていますね。
必ずしもお値段が高いものが良いわけではありませんが、こうして比較してみると、ある程度は「キャットフードの質は値段に比例する」と言うことができるでしょう。
まとめ
グレインフリーのキャットフードは肉食動物である猫に適したフードです。
とくに、食物アレルギーなどで穀物入りのフードが合わない猫におすすめします。
ただし、どんなフードにも合う合わないがありますから、愛猫の体調と相談しながらピッタリのフードを見つけてくださいね。
フード選びに悩んだら獣医師に相談してみるのもおすすめです。