高齢猫におすすめのキャットフード15選

高齢猫のおすすめキャットフード

猫も7歳になるとシニアと呼ばれるようになります。まだまだ元気に見えても、少しずつ老化は進んでいます。それは、食事についても例外ではありません。

「最近、あまり動かなくなった」「フードを食べなくなった」、と感じる機会が増えてきたら、食事を見直す時期です。

高齢猫にはどのようなキャットフードが良いのか、いつから高齢猫用フードにしたら良いのかなど、シニア期の食事ついて一緒に学んでいきましょう。

監修獣医師
小川篤史先生

こすもす動物診療所院長(宮崎大学農学部獣医学科卒業・明石市獣医師会所属)

最初は別の道を選択するも、獣医になる夢を捨てきれず獣医学科を受験。兵庫県加古川市の動物病院に勤務後、兵庫県明石市に「こすもす動物診療所」を開院。犬や猫、小動物を中心に診療・予防医療を行う。

※フードの原材料・成分・価格等は記事作成時点のものであり、変更になっている可能性があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
※監修者は記事の監修を行い、キャットフードの選定は編集部で行っております。

目次

高齢猫用のキャットフードに切り替えるのはいつ?

高齢猫シニア切り替え

猫はライフステージによって必要な栄養素量が異なります。

高齢猫の健康をサポートするためには、適切な時期に成猫用のアダルトフードから高齢猫用フード(シニアフード)に切り替える必要があります。

まずは、切り替える時期や切り替え方について見ていきましょう。

切り替えの目安は7歳以降

高齢猫用フードに切り替える目安は7〜10歳ごろです。

猫の老化のスピードには個体差があり、食事や生活環境などに左右されます。

実際に高齢猫用フードに切り替えるタイミングは、愛猫の健康状態や体重の変化を見ながら決めてください。

切り替えるタイミングや方法がわからない場合は、獣医師に相談しましょう。

7歳と11歳では必要な食事の内容が異なる

猫は7歳以降は太りやすくなると言われていますが、さらに歳を重ねた11歳以降は、逆に痩せやすくなります。

7歳頃から徐々に老化がはじまり、寝ている時間が増えるなど運動量の低下が見られるようになってくるでしょう。

しかし、食欲はまだまだ旺盛で、それまでと同じように食事を与えていると肥満の原因になってしまいます。

一方で、11歳を過ぎると食欲が減衰する、痩せやすくなるといった様子が見られるようになります。

「フードを食べない」と悩む飼い主さんが増えてくる時期かもしれません。

11歳頃からは、少ない量でもしっかりとエネルギーが摂取できるキャットフードを与えるのが望ましいでしょう。

このように、同じ高齢猫でも7歳と11歳では必要とする栄養素量が異なるのです。

高齢猫用へ食事を切り替える際の注意点は?

高齢猫用フードへの切り替えは7〜10日ほどかけてゆっくりとおこないましょう。

猫の食事を急に切り替えると胃腸の負担になったり、ストレスを感じたりする原因になります。

新しいキャットフードに切り替える際は、それまでのフードに新しいフードを混ぜて与えます。

混ぜる割合は1日目は10%、2日目は20%というように少しずつ新しいフードを増やしていきます。

切り替え中は、食いつきの良し悪し、うんちの状態、吐かないかどうかなどを注意深く観察してください。

高齢猫用キャットフードの特徴

高齢猫シニアキャットフードの特徴

猫はライフステージによって必要とする栄養素量が異なります。

ここでは、高齢猫用フードのおもな特徴について紹介します。

・成猫用よりも低カロリー
・脂質が控えめ
・消化吸収に優れた高品質なタンパク質を配合

高齢猫向けとして売られているキャットフードは、成猫用と比べるとカロリー、脂質がともに控えめになっています。

そのほかにも、グルコサミンや胃腸の調子を整える成分を配合するなどメーカーによってさまざまな工夫がなされています。

「高タンパクは腎臓病の原因になる」は誤解

高齢猫高タンパク質

高タンパクな食事は、腎臓病の原因になると言われることもあります。

しかし、これは誤解です。高タンパクなキャットフードを食べ続けたからといって必ずしも腎臓病になるわけではありません。

ただし、すでに腎臓病を患っている猫には注意が必要です。

腎臓病の猫はリンの摂取を制限し、腎臓へのダメージを減らす必要があります。

そのため、リンが豊富に含まれている動物性タンパク質の制限が必要になるのです。

ところが、高齢猫に多いとされている腎臓病は、ある程度進行してからでなければ目立った症状があらわれません。

そのため、高齢になるとタンパク質を控えなければいけないと言われるようになりました。

一方で、猫にとってタンパク質はとても重要な栄養素です。

腎臓病が怖いからと言って控えすぎるのもいけません。

何事も「適切」であることが重要なのです。

高齢猫のキャットフード選び方【5つのポイント】

高齢猫キャットフード選び方

高齢猫のキャットフード選びのポイントは5つです。

①総合栄養食であること
②高品質なタンパク質を摂取できること
③少量でもしっかりと栄養が摂取できること
④食べやすい大きさ・形状であること
⑤愛猫の好みを考慮すること

これらのポイントを押さえて愛猫に合ったキャットフードを選んであげましょう。

メインの食事は総合栄養食

キャットフードは目的別に4つに分類されています。

総合栄養食(主食)
・間食(おやつ)
・療法食(病気の際の食事療法)
・その他目的食(おかずやサプリメント)


環境省「市販のペットフードについて 使用目的による分類

このうち、毎日の食事として推奨されるのは「総合栄養食」です。

総合栄養食は栄養バランスに優れており、必要な栄養素を過不足なく摂取できるキャットフードとされています。

ドライフードのほとんどが総合栄養食ですが、ウェットフードは一般食が多いです。

ウェットフードを主食として与える場合は「総合栄養食」と書かれているものを選ぶようにしましょう。

良質なタンパク質をしっかりと摂取できる

高齢猫フードは、カロリーを抑えるために、タンパク質の含有量を控えているものが多いです。

健康的な高齢猫の場合、筋肉や免疫機能を維持するために、タンパク質は30%以上のものをおすすめします。

また、高齢猫の場合はタンパク質の含有量はもちろんですが、質が重要になります。

高齢でも健康な犬や猫には、十分なタンパク質とエネルギーの摂取が大切です。食事量を増やすのでなく、質の高いものに切り替えていき、過剰摂取せずに、十分に供給しましょう。

―高齢のペットへのフードの与え方

栄養価の高いキャットフード

7〜8歳くらいの猫は肥満率が高くなりますが、11歳以降では脂質を消化する能力の低下などにより、逆に体重が不足している猫が増加します。

老齢猫では体重減少がみられるが、それ以前の肥満発生率は高い。肥満に関連する疾病には糖 尿病、高血圧、心臓疾患があり、これらによる死 亡リスクは高齢猫では約3倍に増加する

ーイヌ・ネコのライフステージと栄養

そのため、老齢期にさしかかる前(11歳未満)の高齢猫は肥満を防止するため、脂肪分が少なくカロリーを抑えた食事を心がける必要があります。

一方、体重減少がみられるようになる11歳以降の老齢猫には、少量でもしっかりとエネルギーを摂取できるよう、エネルギー濃度が「4〜4.5kcal/g」のキャットフードが良いとされています。

高齢猫用フードを選ぶときには、カロリーにも注目して、消化吸収に優れた栄養価の高いものがおすすめです。

高齢猫の食べやすいキャットフード

高齢になると、キャットフードを噛んだり飲み込んだりする力が衰えてきます。そのため、猫の様子に合わせて食べやすい硬さ、形状のものを選んであげましょう。

食後すぐにドライフードを吐く場合は、一般的に食べすぎた、早食いといったといった理由が考えられますが、老齢の猫は食べ物を上手に飲み込めていない可能性もあります。

食べにくそうな場合は粒の小さめのキャットフードにすると良いかもしれません。

もし、硬いドライフードを食べるのが大変そうなら、ぬるま湯でふやかす方法ウェットフードを検討しましょう。

高齢期になると、体内の水分平衡が乱れ、脱水症状が起きやすくなる上、「のどが渇いた」と感じることにも鈍感になってくるため、水をあまり飲まない高齢猫の場合は、水分量の多いウェットフードがおすすめです。

高齢期になればさらに渇感に鈍感になるため、注意が必要である。

ーペット栄養学会誌第21巻第3号

愛猫の好みを考慮してキャットフードを選ぶ

猫も高齢になれば、加齢とともに食欲が減衰していきます。

食欲が減衰した猫には、嗜好性の高いキャットフード好きな肉または魚を使用したフードを選んであげるのがおすすめです。

猫によって、鶏肉が好き、牛肉が好き、魚が好きと好みはさまざまです。

また、形状や大きさ、ドライフードかウェットフードかでも好みが分かれます。

どんなに良いキャットフードでも猫が食べてくれなければ意味がありません。

高齢猫の健康のためには、質よりも「食べる」ことを優先しなければいけないときもあります

愛猫の好みに合った食事を用意して食欲を維持するようにしましょう。

高齢猫におすすめのキャットフード6選【7歳以上向け】

それでは、高齢猫におすすめのキャットフードを具体的にご紹介していきます。

ここまで見てきたように、高齢猫でも、年齢によって必要な栄養素が異なるので、「7歳以上の高齢猫(ハイシニアも含む)におすすめのキャットフード」と、「11歳以上のハイシニア猫におすすめのキャットフード」に分けて見ていきたいと思います。

まずは、「7歳以上の高齢猫(ハイシニアも含む)におすすめのキャットフード」を確認していきましょう。

①GRANDS(グランツ)チキン&サーモン

グランツチキンサーモン
商品名GRANDS(グランツ)チキン&サーモン
対象年齢7歳以上を含む全年齢
生産国フランス
原材料脱水チキン30%、フレッシュチキン15%、脱水サーモン14%、チキンファット10%、チキンプロテイン2%、サーモンオイル 0.8%、さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、ユッカエキス、クランベリー、ブロッコリー、ブルーベリー、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミン類(A、D3、E)、アミノ酸類(タウリン、L-カルニチン)、ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、セレン、亜鉛)
成分粗タンパク質36%、脂質17%、粗繊維4.5%、粗灰分 8.5%、水分 10%、オメガ6脂肪酸0.7%、オメガ3脂肪酸0.5%、リン1.1%、マグネシウム 0.09%、ナトリウム 0.60%、カルシウム 1.60%
穀物無配合(グレインフリー)
カロリー361kcal(100gあたり)
その他・着色料不使用
・香料不使用
・ヒューマングレード

グランツキャットフードは、チキンとサーモンを7割以上配合した高たんぱくで質の高いキャットフード。

小さめの粒なので、高齢猫でも食べやすく消化しやすいのが特長です。

健康な関節を維持するコンドロイチン(サーモン由来)やグルコサミン、サラサラ艶やかな毛並みを保つ「サーモン由来のオメガ3脂肪酸(EPAやDHA)」、尿路ケアのための「2つのベリー」など、高齢猫の健康をサポートする成分も豊富に配合されています。

フードを切り替える際は、「体に合うかどうか?」「お好みに合うかどうか?」心配ですが、グランツキャットフードは「980円」から始められるのも、安心ポイントです。

②モグニャン キャットフード

モグニャン キャットフード
商品名モグニャン キャットフード
対象年齢全年齢
種類総合栄養食
粒の大きさ約8mmの小粒サイズ
生産国イギリス
原材料白身魚65%、タピオカ、ジャガイモ、エンドウ豆タンパク、ビール酵母、サツマイモ、ココナッツオイル、セルロース、サーモンオイル、フィッシュスープ、バナナ、リンゴ、クランベリー、カボチャ、セイヨウタンポポ、フラクトオリゴ糖、マンナンオリゴ糖、タウリン、ミネラル類(亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物)、ビタミン類(ビタミンA、D3、E)、乳酸菌
成分タンパク質27%以上、脂質11%以上、粗繊維5. 25%以下、灰分9. 5%以下、水分5%以下、NFE41%、オメガ3脂肪酸2.5%、オメガ6脂肪酸1.3%、リン1.1%、カルシウム1.3%、マグネシウム0.09%
穀物無配合(グレインフリー)
糖質約42.25%
カロリー379kcal(100gあたり)
その他・香料不使用
・着色料不使用

モグニャンキャットフードは、低脂肪の白身魚を65%使用したグレインフリーフードです。

消化吸収が良く、粒の大きさも8mmと小さめなので、胃腸機能や噛む力が弱ってきた高齢猫にも向いています。

酸化防止剤には「天然由来のローズマリー抽出物」を使用するなど、添加物の質にも配慮されています。

免疫機能向上や、皮膚や被毛の健康状態を維持する「オメガ3脂肪酸」を含む「サーモンオイル」が配合されているのも注目ポイント。

③ロイヤルカナン キャット インドア +7

ロイヤルカナン キャット インドア +7
商品名ロイヤルカナン キャット インドア +7
対象年齢7歳以上の中高齢猫
生産国韓国
原材料コーン、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、小麦、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、大麦、コーンフラワー、コーングルテン、動物性油脂、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、魚)、植物性繊維、ビートパルプ、大豆油、酵母および酵母エキス、魚油(オメガ3系不飽和脂肪酸〔EPA+DHA〕源)、サイリウム、塩化アンモニウム、フラクトオリゴ糖、緑茶抽出物(ポリフェノール源)、グルコサミン、マリーゴールド(ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(タウリン、L- カルニチン)、ゼオライト、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ナイアシン、ビオチン、A、B2、パントテン酸カルシウム、B6、B1、B12、葉酸、D3)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス)
成分たんぱく質25%以上、脂質11%以上、粗繊維4.6%以下、灰分7.7%以下、水分6.5%以下、食物繊維12.5%、ビタミンA : 27000IU、ビタミンD3 : 900IU、ビタミンE : 600mg、ビタミンC : 300mg
カロリー377kcal(100gあたり)
その他・着色料不使用

「ロイヤルカナンインドア 7+」は、7歳以上の「目に見えない老化」が始まる高齢猫向けのキャットフードです。

腎機能の低下に配慮し、ミネラルバランス・リンの含有量を適切に調整しています。

また、消化率の非常に高い超高消化性タンパクを配合し、高齢猫でも消化しやすく、便のニオイ軽減にも効果的。

各種ビタミン類もバランス良く配合されているのが特長です。

④ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン

ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン
商品名ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用 チキン
対象年齢7歳以上の高齢猫
生産国オランダ
原材料トリ肉(チキン、ターキー)、小麦、トウモロコシ、コーングルテン、動物性油脂、米、チキンエキス、亜麻仁、魚油、植物性油脂、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)
成分たんぱく質32.9%、脂質18.5%、炭水化物(NFE)41.7%、粗繊維1.3%、カルシウム0.8%、リン0.68%、カリウム0.76%、ナトリウム0.35%、マグネシウム0.085%、ビタミンC109ppm、ビタミンE877IU/kg、オメガ‐3脂肪酸0.78%、オメガ‐6脂肪酸3.47%
穀物
カロリー394kcal(100gあたり)
その他

「ヒルズ サイエンス・ダイエット シニア 7歳以上 高齢猫用」は、ビタミンEとオメガ3&6脂肪酸を含み、皮膚、被毛、内臓などの健康をサポートします。

また、マグネシウムの量、ミネラルバランスを調整し、ストルバイト尿石・シュウ酸カルシウム尿石にも配慮。

高齢猫の健康に欠かせない「タウリン」や「各種ビタミン」も配合されています。

⑤ニュートロ ナチュラルチョイス 室内猫用 エイジングケア チキン

ニュートロ ナチュラルチョイス 室内猫用 エイジングケア チキン
商品名ニュートロ ナチュラルチョイス 室内猫用 エイジングケア チキン
対象年齢7歳以上の高齢猫
生産国アメリカ
原材料チキン(肉)、チキンミール、エンドウタンパク、玄米、粗挽き米、鶏脂*、アルファルファミール、ポテトタンパク、オートミール、亜麻仁、ビートパルプ、タンパク加水分解物、大豆油*、フィッシュオイル*、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)* ミックストコフェロールで保存
成分タンパク質36%以上、脂質17%以上、粗繊維6%以下、灰分10.5%以下、水分10%以下、カルシウム0.9%以上、ビタミンE250IU/kg以上、タウリン0.18%以上、セレン0.35mg/kg以上、オメガ6脂肪酸3.5%以上
カロリー375kcal(100gあたり)

ぬるま湯などでふやかして与えることが多くなる高齢猫の食事のために、「芯までふやけやすい粒設計」を実現したフードです。

高齢猫の消化吸収に配慮し、消化しやすい原材料を使用。また、タンパク質と脂質を多く配合しているのも特徴です。

ミネラルバランスも調整し、尿石を形成しにくくすることで、愛猫の尿路の健康維持もサポート。

⑥セレクトバランス グレインフリー エイジングケア チキン

セレクトバランス グレインフリー エイジングケア チキン
商品名セレクトバランス グレインフリー エイジングケア チキン
対象年齢7才以上の成猫
原材料チキン、乾燥チキン、エンドウ豆、おから、サツマイモ、ポテトプロテイン、タピオカ澱粉、鶏脂(オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源)、エンドウ豆プロテイン、酵母エキス、セルロース、ビール酵母、オリゴ糖、サーモンオイル(オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸源)、グルコサミン、クランベリーパウダー、ローズマリー、L-カルニチン、ビルベリーエキス、乳酸菌(EC-12)、コンドロイチン、コエンザイムQ10
ビタミン類(A、D3、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、C、葉酸、ビオチン、コリン)
ミネラル類(リン、カリウム、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、コバルト)
アミノ酸類(DL-メチオニン、タウリン、L-リジン)
成分たんぱく質31.0%以上、脂肪14.0%以上、粗繊維6.5%以下、灰分8.5%以下、水分10.0%以下、カルシウム0.6%以上2.0%以下、リン0.6%以上1.6%以下、メチオニン0.62%以上1.5%以下、タウリン0.15%以上
穀物無配合(グレインフリー)
カロリー355kcal(100gあたり)
その他・グルコサミン配合
・コンドロイチン配合

「セレクトバランス グレインフリー エイジングケア チキン」は、7歳以上の成猫向けのグレインフリーフードです。

コエンザイムQ10やビタミンE・Cを配合し、高齢猫の免疫力を維持し、オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸・亜鉛を配合することで皮膚や被毛の健康もサポート。

さらに腸内フローラの善玉菌を増やす乳酸菌(EC-12)とオリゴ糖のほか、グルコサミン・コンドロイチンも配合し、関節の健康維持にも配慮されているフードです。

高齢猫におすすめのキャットフード3選【11歳~のハイシニア猫向け】

続いて、11歳以上のハイシニア猫に特におすすめのフードをご紹介します。

①ロイヤルカナン エイジング12+

ロイヤルカナン エイジング12+
商品名ロイヤルカナン エイジング12+
対象年齢12歳以上の高齢猫
生産国フランス
原材料植物性分離タンパク*、小麦粉、動物性油脂 、肉類(鶏、七面鳥)、米、コーン、植物性繊維、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、チコリー、魚油、大豆油、酵母および酵母エキス、トマト(リコピン源)、フラクトオリゴ糖、サイリウム、緑茶抽出物(ポリフェノール源)、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、グルコサミン、ルリチシャ油、マリーゴールドエキス (ルテイン源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(タウリン、DL-メチオニン、L-リジン 、L-トリプトファン、L-カルニチン)、β-カロテン、ミネラル類(K、Ca、Cl、Na、Zn、Mn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(A、コリン、D3、E、C、ナイアシン、パントテン酸カルシウム、B2、B6、B1、葉酸、ビオチン、B12)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) *超高消化性タンパク(消化率90%以上)
成分たんぱく質 28.0 %以上、脂質 17.0 %以上、粗繊維 5.4 %以下、灰分 5.8 %以下、水分 6.5 %以下
カロリー408kcal(100gあたり)

「ロイヤルカナン エイジング12+」は、12歳以上の高齢猫のために開発されたフードです。

消化機能が衰えてきたハイシニア猫のために、消化の良い原材料を使用し、粒も噛みやすく設計されています。

リンの含有量や、ミネラルバランスを適切に調整し、健康な腎臓・泌尿器を維持をサポート。

リコピンを含む「独自の抗酸化成分」と「オメガ3系脂肪酸」も高齢期の猫の健康に役立ちます。

②ピュリナワン キャット 健康マルチケア 15歳以上 チキン

ピュリナワン キャット 健康マルチケア 15歳以上 チキン
商品名ピュリナワン キャット 健康マルチケア 15歳以上 チキン
対象年齢15歳以上の高齢猫
生産国オーストラリア
原材料チキン、コーングルテン、米、小麦グルテン、鶏脂、小麦、たんぱく加水分解物、チコリ(プレバイオティクス源)、魚油(DHA, EPA源)、酵母(β-グルカン源)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、マグネシウム)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
成分たんぱく質38%以上、脂質17%以上、粗繊維3%以下、灰分8.5%以下、水分12%以下
カロリー410kcal(100gあたり)

「ピュリナワン キャット 健康マルチケア」は、15歳以上のハイシニア猫向けのフードです。

消化の良いたんぱく質源や米を原材料に使用し、プレバイオティクスも配合。消化吸収能力の衰えた高齢猫の栄養摂取をサポートします。

脳の健康に役立つDHA、コリン、ビタミンや、抗酸化効果のあるビタミンE、C、オメガ3脂肪酸も配合。

高齢猫の健康をマルチにケアできるフードです。

③オールウェルドライ シニア 15歳以上 腎臓の健康維持用 フィッシュ味 吐き戻し軽減

オールウェルドライ シニア 15歳以上 腎臓の健康維持用 フィッシュ味 吐き戻し軽減
商品名オールウェルドライ シニア 15歳以上 腎臓の健康維持用 フィッシュ味 吐き戻し軽減
対象年齢15歳以上の高齢猫
生産国日本
原材料穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、パン粉)、肉類(ポークミール、ビーフミール、チキンミール、チキンエキス、乾燥ささみ加工品粉末)、セルロースパウダー、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、煮干パウダー、かつお節、まぐろミール、かつおミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、動物性油脂、野菜類(ビートパルプ)、ビール酵母、糖類(オリゴ糖)、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、亜鉛)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)
成分タンパク質30.0%以上、脂質9.0%以上、粗繊維9.0%以下、粗灰分7.0%以下、水分10.0%以下、
ビタミンA15000IU/kg以上、ビタミンE380IU/kg以上、ビタミンB116.0mg/kg以上、ビタミンB216.0mg/kg以上、ビタミンB616.0mg/kg以上、ビタミンB120.14mg/kg以上
穀物
カロリー340kcal(100gあたり)
その他・着色料不使用
・香料不使用

「食事の吐き戻し軽減」を中心とした7つの機能で、高齢猫の健康をサポートします。

腎臓の健康維持に配慮して、リンの配合量も調整。

フィッシュ・肉類が主原料の粒に、挽き小魚と微粉砕したささみフリーズドライをまぶし、高齢猫の食欲を刺激するのも特徴です。

高齢猫におすすめのウェットフード【総合栄養食】4選

ドライフードを食べることができない高齢猫の場合は、ウェットフードを検討しましょう。

ウェットフードは総合栄養食ではないものが多く、それだけを食べていると栄養が不足してしまう場合も。

ここでは、「総合栄養食である高齢猫におすすめのウェットフード」をご紹介します。

①ミャウミャウ (miawmiaw) ジューシー 15歳頃から あじわいまぐろ 総合栄養食

ミャウミャウ (miawmiaw) ジューシー 15歳頃から あじわいまぐろ 総合栄養食
商品名ミャウミャウ (miawmiaw) ジューシー 15歳頃から あじわいまぐろ 総合栄養食
対象年齢15歳以上の高齢猫
生産国タイ
原材料魚介類(カツオ、マグロ、青魚、フィッシュペプチド)、鶏肉、油脂類(鶏脂、大豆油、ココナッツオイル、DHA・EPA含有精製魚油)、たんぱく加水分解物、小麦グルテン、乾燥全卵、エンドウたんぱく、糖類(ショ糖、オリゴ糖)、乾燥卵黄、増粘安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ミネラル類(Ca、P、Fe、Cu、Mn、Zn、I、Se)、ポリリン酸Na、調味料、着色料(二酸化チタン、三二酸化鉄、カラメル、β-カロテン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、タウリン、発色剤(亜硝酸Na)
成分たんぱく質:7.2%以上、脂質:1.9%以上、粗繊維:0.1%以下、灰分:2.3%以下、水分:85.9%以下
カロリー47kcal(1袋あたり)

15歳以上の高齢猫向けのゼリータイプのレトルトパウチです。

愛猫の心の健康維持に配慮した「a-iペプチド」を配合した総合栄養食。

中鎖脂肪酸を含むココナッツオイルや、DHAを配合し、高齢猫の脳の健康もサポートします。
免疫力を保つビタミンEも強化。

②カルカン パウチ ジューシーゼリー仕立て 15歳から まぐろ

カルカン パウチ ジューシーゼリー仕立て 15歳から まぐろ
商品名カルカン パウチ ジューシーゼリー仕立て 15歳から まぐろ
対象年齢15歳以上の高齢猫
生産国タイ
原材料肉類(チキン、ビーフ)、魚介類(かつお、まぐろ、白身魚、たい等)、小麦、植物性油脂、グルコサミン、調味料(アミノ酸等)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、Zn)、アミノ酸類(タウリン)、増粘多糖類、ポリリン酸Na、EDTA-Na、発色剤(亜硝酸Na)
成分タンパク質8.0%以上、脂質1.5%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.0%以下、水分85.0%以下
カロリー50kcal(1袋あたり)
その他・グルコサミン配合

15歳以上の猫に必要な栄養素をバランスよく配合した、ゼリー仕立ての総合栄養食。

フレークが小さめのため、高齢猫でも食べやすいのが特長です。

関節のためのグルコサミンや、抗酸化効果の高いビタミンEなどを配合し、ハイシニア猫の健康維持をサポートします。

③メディファス キャットフード ウェット18歳から腎臓の健康維持 まぐろ

メディファス キャットフード ウェット18歳から腎臓の健康維持 まぐろ
商品名メディファス キャットフード ウェット18歳から腎臓の健康維持 まぐろ
対象年齢18歳以上の高齢猫
生産国日本
原材料まぐろ、大豆油、コーンスターチ、魚油:DHA・EPA源、ぶどう糖、酵母エキス、かつお節、野菜粉末、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、タウリン、増粘多糖類、グルコサミン
成分たんぱく質4.2%以上、脂質4.4%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.0%以下、水分84.0%以下、リン0.12%標準値、ナトリウム0.05%標準値、マグネシウム0.013%標準値
カロリー48kcal(1袋あたり)
その他・グルコサミン配合

麻布大学獣医学部との共同研究に基づき開発された、高齢猫の「下部尿路の健康維持」に配慮した総合栄養食です。

リンとナトリウムの含有量を調整し、尿pH設計値は6.6~6.9。

まぐろ味のペーストタイプで、高齢猫の食欲を刺激します。グルコサミン配合で膝の健康にも配慮。

④ねこ元気 総合栄養食 パウチ15歳以上用まぐろ入りかつお

ねこ元気 総合栄養食 パウチ15歳以上用まぐろ入りかつお
商品名ねこ元気 総合栄養食 パウチ15歳以上用まぐろ入りかつお
対象年齢15歳以上の高齢猫
生産国タイ
原材料魚介類(かつお、まぐろ、フィッシュエキス等)、油脂類(大豆油、鶏脂、魚油)、肉類(チキン)、穀類(小麦グルテン)、豆類(大豆タンパク)、卵類(卵パウダー)、オリゴ糖、調味料、増粘多糖類、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mn、Na、Se、Zn)、リン酸塩(Na)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、アミノ酸類(タウリン)、着色料(二酸化チタン)
成分タンパク質9.0%以上、脂質4.8%以上、粗繊維0.5%以下、粗灰分3.0%以下、水分85.0%以下
カロリー84kcal(100gあたり)

15歳以上の高齢猫に必要な栄養をバランスよく摂取できる、ウェットタイプの総合栄養食。

抗酸化効果の高いビタミンEや、皮膚炎、神経障害などを予防するビタミンB群などを配合。

腎臓の健康維持に配慮し、カリウムを調整オリゴ糖が高齢猫のお腹の健康維持をサポートします。

まとめ

猫にとって食事は、体を作る大切な要素のひとつです。健康のためには、それぞれのライフステージに合った食事を与えることが重要になります。

高齢猫用フードに切り替える時期は7〜10歳頃とされていますが、あくまでも目安です。

愛猫の様子を見ながら適切なタイミングで切り替えるようにしましょう。判断が難しければ、獣医師に相談してください。

また、猫にとって食事は楽しみな時間です。健康を守ることも大切ですが、愛猫がおいしく、楽しく食べられるキャットフードを選ぶのも大切だということをお忘れなく。

【参考記事】



>>【獣医師監修】キャットフードおすすめ12選|安全な猫の餌の選び方。

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