水分を多く摂取することができるウェットフードは、尿路結石や膀胱炎の予防など、猫にとって多くのメリットがあります。
ネコの食事に含まれる水分量が多いほど猫下部尿路疾患のリスクが低いことが示されている。
ーウェットフードの購入割合と猫下部尿路疾患との関連性分析
また、香りが豊かで嗜好性が高いので、食いつきの良さが期待でき、食欲不振の子や高齢猫にもおすすめ。
さらに、ドライフードと比べて高たんぱく低糖質のものが多いため、本来完全肉食の猫には理想的だと言うことができます。
そんな、メリットいっぱいのウェットフードですが、各メーカーからたくさんの種類が販売されており、
何を基準にして猫のウェットフードを選べばいいの?
とお困りの飼い主さんも多いかと思います。
ここでは、失敗しない猫用ウェットフードの選び方を獣医師監修のもとでお伝えしていきます。
おすすめの猫用ウェットフードも掲載していますので、参考にしてくださいね。
監修獣医師 小川篤史先生 こすもす動物診療所院長(宮崎大学農学部獣医学科卒業・明石市獣医師会所属) 最初は別の道を選択するも、獣医になる夢を捨てきれず獣医学科を受験。兵庫県加古川市の動物病院に勤務後、兵庫県明石市に「こすもす動物診療所」を開院。犬や猫、小動物を中心に診療・予防医療を行う。 |
※フードの原材料・成分・価格等は記事作成時点のものであり、変更になっている可能性があります。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
※監修者は記事の監修を行い、キャットフードの選定は編集部で行っております。
栄養や安全性を意識しよう!猫の体にあったウェットフードの選び方
それでは具体的に、猫用ウェットフードの選び方を解説していきます。
①食事として与えるなら総合栄養食を選ぶ
猫のウェットフードには、総合栄養食、間食、療法食、その他の目的食など、いくつかの種類があります。
・総合栄養食(主食)
・間食(おやつ)
・療法食(病気の際の食事療法)
・その他目的食(おかずやサプリメント)
ー環境省「市販のペットフードについて 使用目的による分類」
このうち、総合栄養食とはそのキャットフードと水だけで、必要な栄養素がまかなえる栄養バランスが整ったフードのことを指します。
「総合栄養食」とは、毎日の主要な食事として給与することを目的とし、当該ペットフード及び水のみで指定された成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたものであって、ペットフードの表示に関する公正競争規約施行規則(以下「施行規則」という。)に定める栄養成分等に関する運用基準を常に満たすものをいう。
ーペットフードの表示に関する公正競争規約
人間でいうと総合栄養食は定食、一般食はおかず、療法食は医師指導の病院食のようなものですね。
療法食は栄養素や成分が調整されているため、必ず医師に相談してから与えてください。
その他の目的食は、それらに属さないサプリメントやオヤツのような立ち位置です。
主食の1つとして猫にウェットフードを与えるのであれば、総合栄養食を選びましょう。
パッケージの裏に必ず記載がありますから、チェックしてから購入するようにしてください。
②肉や魚を主に使っているものを選ぶ
猫は肉食性の動物なので、肉や魚を主に使っているウェットフードがおすすめです。
猫の体に必要な栄養素はいくつもありますが、その中でも重要なのがタンパク質。
肉や魚には動物性タンパク質が含まれていますし、様々な栄養素が含まれています。
ウェットフードのパッケージには原材料や配合成分が書かれていますから、まずは主原料をチェックしてみましょう。
主原料とは、「原材料名」の部分に最初に書かれているものです。一般的に、チキンやマグロなどの素材が主原料になっていれば良質、肉副産物やミール類が主原料になっていれば粗悪だと考えられます。
肉副産物、〇〇ミート、〇〇ミールなどが主原料のウェットフードは、どんな肉が加工されているのか分からないため、避けた方が安全です。
③安全性が高いものを選ぶ
猫のウェットフードには、無添加のものやグレインフリーのものもありますから、必要に応じて選びましょう。
グレインフリーとは、小麦やトウモロコシなどの穀類を使っていないフードのこと。猫は肉食性なので穀物を食べる必要はありませんが、コスパやかさましのために配合されていることが多いです。
「猫は穀類を絶対に食べてはいけない」というわけではありませんし、製造の過程で加熱などされているので猫でも消化できます。
しかし、ウェットフードに大量に穀物が入っていると体に良いとはいえませんから、穀物アレルギーの猫や穀物の量が気になる人はグレインフリーを選びましょう。
添加物に関しては、全ての添加物が悪いわけではありませんが、どのような添加物が入っているかは確認するようにしましょう。
できるだけ「自然由来の添加物を使用しているもの」の方が安全性が高いと言えます。
また、見た目を良くするための発色剤は、猫にとっては全く必要のないものなので、配合されていないものを選ぶと良いでしょう。
ウェットフードは、ドライフードと違い、缶詰やレトルトといったパッケージの構造上、添加物を配合しなくても品質を安定させやすいため、完全無添加のものも存在します。
特に添加物が気になる飼い主さんは、そのようなものを選択すると安心ですね。
④ライフステージに合わせて選ぶ
猫を大きく分けると、成長期、維持期、高齢期の3つのステージがあります。オールステージ用のウェットフードもありますが、現在どのステージにいるのかによって選びましょう。
成長期とは、生後1年までの子猫のことです。この時期は多くのタンパク質やエネルギー量が必要になるため、成長期用や子猫用ウェットフードには通常よりも多くの栄養が配合されています。
維持期は1歳~7歳ほど、高齢期は11歳以上が対象になっていることが多いです。成猫用のウェットフードは子猫用よりもカロリーが控えめで、高齢猫用のウェットフードはよりカロリーが控えめになっています。
成猫用、高齢猫用のウェットフードは、腎臓の健康維持、尿路の健康維持、吐き戻し配慮など、サポート効果をうたっている商品も多いです。猫のウェットフードを選ぶときは、ライフステージや体の状態も考えて選択しましょう。
選ぶのが大変!食にこだわる猫が好むウェットフードの選び方
なんでも食べる猫もいますが、こだわりの強い猫もいます。
どれだけ良質でも食べないと意味がないため、ここでは食いつきを中心にしたウェットフードを選ぶ方法を紹介します。
①猫が現在食べている味をベースにして選ぶ
猫はマイペースな動物なので、嫌なことはしませんし、食べたくないものは食べません。栄養成分はもちろん大事ですが、食べないと意味がないため、できるだけ好みに合わせてウェットフードを選びましょう。
猫は、生後6ヵ月ほどで食の好みが決まるといわれていますから、今まで食べていた味をベースにして選ぶのがおすすめ。急に物珍しい味のウェットフードを出しても、食べないことがあります。
何味が好みなのか分からない場合は、今まで食べていたドライフードやウェットフードに近い味を選ぶと失敗しにくいです。
②猫の好みでウェットフードの形状を選ぶ
猫用のウェットフードには、フレークやパテ、ペースト、スープなど、いくつもの形状があります。
ドライフードが好きな猫や、噛み応えがあるものが好きな猫は、フレークを好むことが多いです。高齢猫は噛む力が弱くなっているため、ペーストやスープを好むことが多いです。
ただし、個体差が大きいので猫の好みで選びましょう。こだわりのある猫の場合、フレークやパテ、ペースト、スープなど、リーズナブルな物で良いので、1つずつ購入して様子を見ても良いかもしれません。
形状によって水分量に違いがありますが、栄養面や健康面に違いがあるわけではありませんから、好き嫌いで選んでも問題ありません。
③1種類だけではなく数種類選ぶ
ウェットフードを主食にするにしても副食にするにしても、1種類だけではなく数種類選んでおくと便利です。
猫も人間と同じように、同じものばかり食べていると飽きます。食にこだわりのある猫が食べ飽きてしまうと、次のウェットフードを探すのが大変ですから、飽きる前にローテーションするのがおすすめ。
また、ネオフィリアという新しいものを食べたがる猫の習性により、急に今まで食べていたフードを食べなくなることもあります。
ウェットフードが急に製造停止になることもあるため、前もっていくつかお気に入りを見つけておきましょう。
④口コミを参考にして選ぶ
猫用のウェットフードを選ぶときは、口コミも参考にしましょう。ウェットフードは嗜好性が高いものが多いですが、どんなウェットフードでも食いつきが良いわけではありません。
もちろん実際に食べるかどうかは与えてみないと分かりませんが、食いつきや食べ飽きやなどのコメントは参考になりますよ。評価が低いウェットフードを避けることもできるので、口コミは事前に確認しましょう。
継続できるかどうかも大事!与え続けやすいウェットフードの選び方
厳選したウェットフードを猫が気に入ってくれたとしても、継続して与えられないと振り出しに戻ります。ここでは、継続しやすさに焦点をおいたウェットフードの選び方を紹介します。
①値段とコスパを考えて選ぶ
猫のウェットフードの値段はピンキリなので、与え続けられるかどうかも考えましょう。リーズナブルなものであれば1つ100円以下でも買えますが、高級なものになると1つで500円ほどします。
ウェットフードが1日にいくつ必要なのかは、猫に必要なカロリー、ウェットフードのカロリーなどによって異なります。ウェットフードだけしか食べないのであれば、ほとんどの場合で1日3~5つほど食べる必要があります。
猫への安全を考えて高級なウェットフードを選ぶと、値段的に継続できないことも。ドライフードと比べるとコスパが悪いため、かかる金額もしっかり計算しましょう。
②手に入れやすいかどうかで選ぶ
猫のウェットフードを選ぶときは、手に入れやすいかどうかも大事です。販売店が近くにあった方が切らしたときにすぐに補充できて便利。
ネットで購入する前提なら、有名なメーカーのウェットフードの方がおすすめです。
有名であれば実績があるので安全性も高くなりますし、ショッピングサイトが充実しているので購入しやすく、販売停止にもなりにくいといったメリットも。
猫用ウェットフード【総合栄養食】おすすめ11選
まずは、これひとつでしっかりと猫の栄養を補給することができる「総合栄養食でおすすめのウェットフード」を掲載します。
①ロイヤルカナン ステアライズド (ウェット)
商品名 | ロイヤルカナン ステアライズド (ウェット) |
対象年齢 | 12カ月齢以上~12歳まで |
生産国 | オーストラリア |
原材料 | 肉類(鶏、豚)、小麦粉、豚タンパク、セルロース、調味料(アミノ酸類)、酵母エキス、アミノ酸類(グリシン、タウリン、メチオニン、L-カルニチン)、増粘安定剤(増粘多糖類)、ゼオライト、ミネラル類(Na、P、Cl、K、Zn、Fe、Cu、Mn、I、キレートミネラル(Zn、Cu、Mn))、ビタミン類(コリン、D3、E、B1、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B6、葉酸、ビオチン、B12) |
成分 | たんぱく質6.9 %以上、脂質0.6 %以上、水分84.0 %以下、食物繊維2.0 %、ビタミンA 10,500 IU、ビタミンD3 120 IU、ビタミンE 20 mg |
カロリー | 80 kcal/100g |
その他 | ・合成着色料不使用 |
食べすぎてしまう猫、避妊や去勢後の太りやすい時期専用の総合栄養食です。鶏や豚を主原料としており、ミネラルやビタミンなど、猫に必要な栄養を配合。
主原料として使っているものは、すべて天然由来原料となっていて安全性も高いですよ。
太りやすい猫用でありながらも、高タンパクでミネラルを調整していますから、泌尿器系の健康維持にもおすすめ。
食物繊維の含有量も高く、便秘の子や毛玉をよく吐く子にも向いています。
対象は、生後12ヵ月から12歳まで。ロイヤルカナンはプレミアムキャットフードの中でも有名なため、入手しやすいのもポイント。
②ロイヤルカナン インスティンクティブ(ウェット)
商品名 | ロイヤルカナン インスティンクティブ(ウェット) |
対象年齢 | 12カ月齢以上~7歳まで |
生産国 | フランス |
原材料 | 肉類(豚、鶏)、サーモン、小麦タンパク、小麦粉、加水分解鶏レバー、コーンスターチ、セルロース、調味料(アミノ酸類)、酵母エキス、アミノ酸類(グリシン、タウリン、メチオニン)、増粘安定剤(増粘多糖類)、ミネラル類(Na、P、Ca、K、Cl、Mg、Zn、Fe、Cu、Mn、I、キレートミネラル(Zn、Cu、Mn))、ビタミン類(コリン、D3、E、B1、ナイアシン、B2、パントテン酸カルシウム、B6、葉酸、ビオチン、B12) |
成分 | たんぱく質9.8 %以上、脂質0.5 %以上、水分82.5 %以下、食物繊維1.2 %、ビタミンA 12,500 IU、ビタミンD 3220 IU、ビタミンE 15 mg |
カロリー | 92 kcal/100g |
その他 | ・合成着色料不使用 |
太ってきた猫や毛玉が気になる猫向けのウェットフードです。
タンパク質・脂肪・炭水化物の配合量を調整することで、健康維持と食いつきの良さを実現したウェットフード。
グレービー・ゼリー・ローフの3タイプがあり、猫の好みに合わせられるのもメリットですね。
多少の配合成分の違いがありますが、どのタイプも豚と鶏が主原料で、天然由来原料を使っているので安心。
ロイヤルカナンの「ステアライズド」よりも1袋あたりのタンパク質やカロリー量が多いのが特徴です。
③ピュリナ ワン パウチ 室内飼い猫用 チキン グレービー仕立て
商品名 | ピュリナ ワン パウチ 室内飼い猫用 チキン グレービー仕立て |
対象年齢 | 12カ月齢以上~ |
生産国 | タイ |
原材料 | チキン、小麦たんぱく、ビーフ、チキンミール、鶏脂、食物繊維(オリゴ糖源)、ぶどう糖、フィッシュ、アミノ酸類(タウリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、増粘多糖類、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン) |
成分 | たんぱく質12.5 %以上、脂質3.0 %以上、粗繊維1.0 %以下、灰分2.5 %以下、水分82 %以下、カルシウム0.3 %以上、リン0.2 %以上 |
カロリー | 約 80 kcal/100g |
その他 | ・合成着色料 ・香料 無添加 |
室内で飼っている猫の体質に合わせた総合栄養食。
運動量が少ないことを考え、タンパク質や脂質を調整しています。オリゴ糖も配合しているため、腸内環境を整えて便の匂いを減らすことにも期待。
主原料は猫が好みやすいチキンを使用し、ミネラルバランスを調整することで尿路問題もサポートしています。
合成着色料や香料を使っていないなど、安全性にも配慮しているところも魅力。
体重・便臭・尿路の3つに注目したバランスの良いウェットフードです。
④ピュリナ ワン パウチ 尿路の健康維持 1歳以上 チキン グレービー仕立て
商品名 | ピュリナ ワン パウチ 尿路の健康維持 1歳以上 チキン グレービー仕立て |
対象年齢 | 12カ月齢以上~ |
生産国 | タイ |
原材料 | チキン、小麦たんぱく、ビーフ、チキンミール、フィッシュ、鶏脂、ぶどう糖、魚油(オメガ3脂肪酸源)、アミノ酸類(タウリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、増粘多糖類、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン) |
成分 | たんぱく質12.5 %以上、脂質3.0 %以上、粗繊維0.55 %以下、灰分2.5 %以下、水分82 %以下、カルシウム0.3 %以上、リン0.2 %以上、オメガ3脂肪酸47 mg/100g |
カロリー | 約 80 kcal/100g |
その他 | ・合成着色料 ・香料 無添加 |
尿路の健康をサポートする猫用ウェットフードです。
ミネラルを調整し、オメガ3を配合することで、猫がかかりやすい病気の1つである尿路問題をケア。
抗酸化成分を配合し、腎臓ケアもできる優れものです。
高タンパクな総合栄養食で、アミノ酸類やビタミン類もバランス良く配合。
対象は、1歳以上の成猫となっていますから、年齢の幅が広くて多頭飼いしている人にも便利ですね。
主原料にチキンを使っていて、合成着色料や香料が無添加と、品質のわりにコスパが良いのが特徴です。
⑤カルカン着色料発色剤無添加 まぐろほたてだし入りウェット
商品名 | カルカン着色料発色剤無添加 まぐろほたてだし入りウェット |
対象年齢 | 成猫(1歳~7歳) |
生産国 | タイ |
原材料 | 肉類(チキン等)、魚介類(かつお、まぐろ、ほたてエキス等)、穀類、調味料(アミノ酸等)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、アミノ酸類(タウリン)、増粘安定剤、ポリリン酸Na |
成分 | タンパク質7.5%以上、脂質1.0%以上、粗繊維3.0%以下、灰分3.0%以下、水分88.0%以下 |
カロリー | 45kcal/1袋 |
その他 | ・着色料不使用 ・発色剤不使用 |
必要な栄養を満たしながらも、コスパが良いパテタイプのウェットフードです。
主原料はチキンなどの肉類で、副原料にはカツオやマグロなどの魚介類も配合。
ビタミンやアミノ酸も配合した総合栄養食で、着色料や発色剤を使っていない安心の無添加タイプです。
舐めとりやすい形状なので、噛む力が弱くなってきた猫や高齢猫にもおすすめ。
ホームセンターはもちろん、スーパーなどでも販売していることもあるので、継続して購入しやすいのが特徴です。
⑥メディファス1歳からの下部尿路の健康維持ウェット
商品名 | メディファス1歳からの下部尿路の健康維持ウェット |
対象年齢 | 12カ月齢以上~ |
生産国 | 日本 |
原材料 | ささみ、まぐろ、大豆油、米、フィッシュエキス、かつお節、オオバコ繊維、野菜粉末、ビタミン類(A、D3、E、K3、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、塩素、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素)、タウリン、増粘安定剤(キサンタンガム) |
成分 | たんぱく質5.7%以上、脂質2.8%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.5%以下、水分86.0%以下、マグネシウム0.015%標準値 |
カロリー | 約48kcal(1袋当たり) |
獣医学部と共同で開発した国産の総合栄養食です。主原料はササミで、マグロや米も配合。
新鮮で質の良い素材を使っているため、健康的でありながら食いつきも良いウェットフードです。
下部尿路のトラブルが起こりにくいようにミネラルバランスを調整し、下部尿路や腎臓サポートに期待できるウェットフード。
とろみのあるスープ仕立てのフレークなので食べやすいですし、柔らかいササミが入っているので、若い猫だけではなくシニア猫にもおすすめです。
⑦ニュートロデイリーディッシュサーモン&ツナ グルメ仕立てパテタイプ
商品名 | ニュートロデイリーディッシュサーモン&ツナ グルメ仕立てパテタイプ |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | アメリカ |
原材料 | サーモン、チキン、鶏レバー、ツナ、肉エキス、フィッシュオイル、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類、増粘多糖類 |
成分 | タンパク質11.5%以上、脂質6.0%以上、粗繊維1.0%以下、灰分3.0%以下、水分78.0%以下 |
カロリー | 43kcal/1トレイ |
新鮮で栄養価の高い素材をいくつも配合しているウェットフードです。
主原料はサーモンで、チキンや鶏レバー、ツナなど、厳選された良質な素材を数種類使っているのが特徴。
ミネラルやアミノ酸、ビタミンなど必要な成分も配合。
香料や着色料は不使用でグレインフリーと、猫の健康を考えた一品です。
食べやすいパテタイプで、トレイが2つに分けられるので保存にも便利。
タンパク質の含有量も高水準なので、しっかり良質な栄養を与えることができます。
⑧ワイルド レシピ 成猫用
チキン&ビーフグルメ仕立てのざく切りタイプ パウチ
商品名 | ワイルド レシピ 成猫用 チキン&ビーフグルメ仕立てのざく切りタイプ パウチ |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | タイ |
原材料 | チキン、ビーフ、ツナ、鶏レバー、ビーフレバー、ひまわり油、調味料(アミノ酸等)、ビタミン類(B1、B2、B6、B12、D3、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(Ca、Cl、Cu、Fe、I、K、Mg、Mn、Na、P、Zn)、タウリン、増粘多糖類 |
成分 | タンパク質8.8%以上、脂質1.5%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.0%以下、水分87.0%以下 |
カロリー | 27kcal/1トレイ |
主原料はチキン、ビーフを使用し、高タンパクで穀物フリーなウェットフードです。
自然な栄養を提供し、猫の健康と活力をサポートするよう設計されています。
1歳から食べられる総合栄養食なので、健康な体づくりにおすすめです。
⑨ナチュラハ グレインフリーまぐろ無添加ウェット
商品名 | ナチュラハ グレインフリーまぐろ無添加ウェット |
対象年齢 | 成猫用(1歳以上) |
生産国 | タイ |
原材料 | 魚介類(かつお、まぐろ)、油脂類、増粘安定剤(カラギーナン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D、E、H、パントテン酸カルシウム、葉酸、ニコチンアミド)、ミネラル類(Fe、Zn、Cu、Mn、I、Se) |
成分 | たん白質8.5%以上、脂質3.0%以上、粗繊維0.5%以下、灰分3.0%以下、水分88.0%以下 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 100kcal/100g |
その他 | ・保存料不使用 ・酸化防止剤不使用 ・着色料不使用 |
具材に魚しか使っていない自然派のウェットフードです。
カツオとマグロを主原料としており、開けると魚の香りが漂うほど。
保存料や酸化防止剤、着色料も使っていない無添加ウェットフードです。
穀物不使用のグレインフリー商品なので、穀物アレルギーの猫でも安心して食べられます。
具材が魚だけなので食べ応えがあり、嗜好性も高く、ビタミンやミネラルも配合された総合栄養食。
全体的に品質が高いですが、1つ100円程度とコスパも抜群でリピートしやすいですね。
➉ティキキャットアフターダークチキン&ラムコンソメ仕立て
商品名 | ティキキャットアフターダークチキン&ラムコンソメ仕立て |
対象年齢 | 成猫用 |
生産国 | タイ |
原材料 | チキン、チキンブイヨン、チキンレバー、鶏砂肝、鶏心臓、ラム、食塩、タウリン、アミノ酸類、ツナオイル、ビタミン類、ミネラル類 |
成分 | たんぱく質 13%以上、脂質 2.3%以上、粗繊維 0.6%以下、粗灰分 1.7%以下、水分 82%以下、タウリン 0.1%以上 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 62kcal/80g |
その他 | ・合成添加物不使用 |
猫が好みやすい肉と内臓をメインにした猫用ウェットフード。
主原料はチキンで、チキンレバーや鶏砂肝、鶏心臓などの内臓も配合した猫本来の食事に近い総合栄養食です。
脂肪燃焼や抗酸化作用があることで知られるラムも配合。
ビタミンE・A・B12・D3など、ビタミン系のサプリメントも多数含まれています。
遺伝子組み換え原材料は使っていませんし、合成添加も不使用、さらにはグレインフリーと、しっかり健康に配慮した魅力的なウェットフードです。
猫用ウェットフード【一般食】おすすめ6選
①アイシア黒缶 まぐろとかつお
商品名 | アイシア黒缶 まぐろとかつお |
対象年齢 | 成猫用 |
生産国 | タイ |
原材料 | 魚介類(マグロ、カツオ、フィッシュペプチド)、オリゴ糖、増粘多糖類、ミネラル類(Ca、Mn、Zn)、ビタミン類(A、E、K、B1) |
成分 | たんぱく質13.9%以上、脂質0.9%以上、粗繊維0.1%以下、灰分3.5%以下、水分82.0%以下 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 56kcal/1袋 |
成分がとてもシンプルな総合栄養食のウェットフード。原材料は、そのほとんどがまぐろとかつお。
ビタミン・ミネラル類を添加することによって総合栄養食にすることを実現しています。
腸内環境を整える効果が期待できるオリゴ糖も配合。
余計な添加物が一切配合されていないので、安心して与えることができますね。
グレインフリーなので、穀物にアレルギーがある子にもおすすめ。
高たんぱくで糖質はほぼゼロ。比較的脂肪分が少ないのも特徴です。
高品質であるのにもかかわらず、お値段がお安く、ホームセンターなどでの取り扱いが多く買いやすいのも魅力的。
②何も入れないまぐろだけのたまの伝説
商品名 | 何も入れないまぐろだけのたまの伝説 |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | 日本 |
原材料 | まぐろ、ビタミンE |
成分 | 粗たんぱく質14%以上、粗脂肪0.5%以上、粗繊維0.5%以下、粗灰分2%以下、水分84%以下 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 55kcal/1缶 |
その他 | ・添加物不使用 |
商品名の通り、マグロだけで作った猫用の一般食です。
鮮度の高いマグロとビタミンEだけしか入っていないシンプルなウェットフード。
着色料や保存料、添加物や穀類も入っていません。安全な素材のみを使用しているため、アレルギーの心配が少なくて安心。
白肉をたっぷり使った贅沢な一品ですが、コスパが良くて魅力的。
素材のみなので食いつきも良く、オヤツとして、食欲がないときのご飯代わり、薬を飲ませるときなどにも使えて便利です。
③無一物まぐろ
商品名 | 無一物まぐろ |
対象年齢 | 全年齢 |
生産国 | 日本 |
原材料 | フレーク、水煮 |
成分 | たんぱく質15%以上、脂質0.3%以上、粗繊維0.5%以下、灰分1%以下、水分84%以下、マグネシウム0.022%、カルシウム0.004%、ナトリウム0.068%、リン0.158% |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 約33kcal/1袋 |
その他 | ・添加物不使用 |
マグロと天然水だけで作っている猫用の一般食です。
国内の食品有名メーカー「はごろもフーズ」が製造しているだけあり、使用しているマグロはヒューマングレード。人間でも食べられる高品質な素材だけを使っています。
厳しい基準を満たした国内工場で生産しており、安全性が高いです。もちろんグレインフリーで、食品添加物も不使用。
ほぐし身の水煮なので、適度に柔らかくてジューシー。全年齢が対象の一般食ですから、総合栄養食と一緒に与えましょう。
④猫日和チキンとレバー
商品名 | 猫日和チキンとレバー |
対象年齢 | 離乳後の全年齢 |
生産国 | 日本 |
原材料 | 鶏肉、鶏ささみ、鶏肝、鶏ガラスープ、鶏脂、魚介エキス、イソマルトオリゴ糖、寒天、たんぱく加水分解物、宗田鰹オイル、酸化防止剤(ビタミンE) |
成分 | 粗たん白質:8.5%以上、粗脂肪:8.5%以上、粗繊維:0.5%以下、粗灰分:1.0%以下、水分:81.0%以下 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 約45kcal/1袋 |
その他 | ・着色料不使用 ・発色剤不使用 |
猫が好む食材を贅沢に使っている一般食です。主原料は鶏肉で、鶏ささみ・鶏肝・鶏脂・魚介エキスも配合。
腸内環境を整えるとされているイソマルトオリゴ糖、毛玉ケアや便秘解消になるとされている寒天も配合しているなど、サポート効果も魅力的。
着色料や保存料は不使用です。酸化防止剤が入っていますが、自然由来で安全性が高いビタミンEなので安心。
全体的に品質が高く、離乳前の幼猫をのぞいたオールステージ用なので使い勝手が良いです。
⑤モンプチ プチリュクスパウチ ナチュラル まぐろのささみ添え
商品名 | モンプチ プチリュクスパウチ ナチュラル まぐろのささみ添え |
対象年齢 | 12カ月齢以上~ |
生産国 | タイ |
原材料 | 魚介類(かつお、まぐろ、フィッシュエキス)、肉類(ささみ、チキンパウダー)、増粘多糖類 |
成分 | たんぱく質9%以上、脂質0.2%以上、粗繊維1%以下、灰分3%以下、水分87%以下 |
穀物 | 無配合 |
カロリー | 40kcal/100g |
その他 | ・着色料不使用 ・香料無添加不使用 ・合成添加物不使用 |
魚と肉の両方を使ったナチュラル素材の一般食です。
主原料は、カツオやマグロ、フィッシュエキスなどの魚介が中心。副原料として、ササミやチキンパウダーなどの肉類も配合しています。
合成ビタミンやミネラル、アミノ酸などの健康サポート成分が含まれており、香料や着色料、合成添加物は使っていないなど、安全性にも問題なし。
内容量は35gと一般的なウェットフードの半分ほどの量なので、少し食べさせたいときや総合栄養食に混ぜて与えたいときに使いやすいです。
⑥シーバ リッチ ごちそうフレーク 贅沢お魚ミックス まぐろ・たい入り
商品名 | シーバ リッチ ごちそうフレーク 贅沢お魚ミックス まぐろ・たい入り |
対象年齢 | 成猫用 |
生産国 | タイ |
原材料 | 魚類(かつお、白身魚、たい、まぐろエキス等)、かつお節、増粘多糖類、調味料(アミノ酸等) |
成分 | タンパク質10.0%以上、脂質0.4%以上、粗繊維0.1%以下、灰分2.5%以下、水分87.0%以下 |
穀物 | グレインフリー |
カロリー | 20kcal/1袋 |
選び抜いた魚介のうまみを閉じ込めたウェットフード。主原料は、カツオ・白身魚・タイ・マグロエキスなどの魚類。
かつお節も入っていて香りが良く、嗜好性の高さもポイントです。内容量は35gの食べきりサイズで、1袋につき20kcalとカロリー控えめ。
ゼリー状になっているので出しやすく、パウチに残らないので与えるときも楽々。
成猫用のウェットフードですが、フレークがより細かくなった高齢猫用もありますから、ライフステージに合わせて選べます。
猫用ウェットフードおすすめ17選|総合栄養食で安全・無添加なものも厳選【まとめ】
猫用ウェットフードには種類がたくさんありますから、猫の好みや栄養、ライフステージ、コスパなどで選ぶのがおすすめです。
食事は栄養面はもちろん、猫の楽しみでもあるので、お気に入りのウェットフードを探してあげましょう。
↓猫用ドライフードでおすすめのものは、こちらに掲載しています。良かったら参考にしてくださいね。