2026.02.03
猫のくしゃみが多い原因は?連続して出るけど大丈夫?受診の目安も解説

猫がくしゃみをするとき、問題があるケースとないケースがあります。
連続して出ると心配になりますが、「くしゃみが多いから病気」というわけではないので安心してください。
愛猫の症状や状態などをチェックし、必要であれば動物病院に連れて行きましょう。
猫がくしゃみをする原因とそれぞれの特徴

猫がくしゃみをする原因はいくつかあり、どれも連続してくしゃみが出ることがあります。
それぞれ特徴を見ながら愛猫の原因を見極めてください。
生理現象のときの特徴
●思い当たる原因がある
●他に症状がない
猫も人間と同じで、鼻の中に何かが入ると、刺激によってくしゃみが出ることがあります。
よくある原因は、ほこりやタバコの煙、刺激臭、猫砂の粉塵などです。
寒暖差も刺激となるので、外が寒いときに窓を開けて冷たい空気を吸うと、くしゃみが出ることも。
元気や食欲があり、連発しても鼻水は出ないなど、くしゃみだけしか気にならないのであれば、生理現象で出ただけの可能性が高いです。
猫がくしゃみをするのは珍しいことではありません。
数回するだけで続かないようならひとまず様子見しましょう。
猫風邪のときの特徴
●慢性化や再発しやすい
●子猫や老猫は重症化しやすい
猫がくしゃみを連続する原因はさまざまですが、その中で最も多いとされるのが猫風邪です。
猫風邪とは、猫ヘルペスウイルス感染症や猫カリシウイルス感染症などの、感染症の総称です。
主な症状は、くしゃみ・鼻水・目やに・涙など。
目の充血・食欲不振・元気低下・発熱などを引き起こすこともあり、人間が風邪を引いたときと同じような症状がでるのが特徴です。
自然治癒することもありますが、子猫や老猫は重症化しやすいので注意が必要。
完治してもウイルスが残っていて再発することがあります。
猫風邪の市販薬はないため動物病院を受診しましょう。
アレルギー性鼻炎のときの特徴
●透明でサラサラの鼻水
●季節や環境によって症状が変わりやすい
アレルギー性鼻炎になると、鼻の粘膜が炎症を起こしてくしゃみが出やすくなります。
主な症状は、連続したくしゃみ、透明でサラサラの鼻水、涙目や目やになど。
その他、元気や食欲の減退、皮膚の赤みが目立つこともあります。
ハウスダスト・花粉・ダニなどのアレルゲンが原因なので、その時々によって症状が変わりやすいです。
特定の季節だけ猫のくしゃみが連続して出る、部屋の掃除をするとくしゃみが治まるなどであれば、アレルギー性鼻炎の可能性あり。
思い当たることがあれば、動物病院でアレルギーテストを受けましょう。
副鼻腔炎のときの特徴
●ドロドロの黄色や緑色の鼻水
●おかしな呼吸音
副鼻腔炎とは、鼻の奥にある副鼻腔が炎症した状態のことです。鼻の奥に膿や分泌液が溜まるため、
くしゃみが長引きやすいです。原因は、ウイルス・細菌・病気など、さまざま。
猫風邪やアレルギー性鼻炎が悪化して副鼻腔炎になることもあります。
主な症状は、膿が混じったドロドロの黄色や緑色の鼻水、頻繁なくしゃみなど。
鼻がつまって「ズーズー」「ピーピー」などの呼吸音がしたり、食欲不振や顔の腫れが起こったりすることもあります。
人間であれば自然治癒することもありますが、猫の場合は期待できません。
慢性化したり合併症を引き起こしたりすることもあります。
歯周病のときの特徴
●強烈な口臭
●口の中に異常がある
歯周病とは、歯垢や歯石がたまって歯茎が炎症を起こす病気です。
口と鼻は近くにあるため、歯周病が進行すると鼻の奥まで炎症が広がり、くしゃみが出やすくなります。
主な症状は、くしゃみや黄色・緑色の鼻水などで、鼻血が出ることもあります。
同時に、口臭がする、よだれが多い、歯茎が腫れたり出血したりしているのであれば、
歯周病が原因でくしゃみが出ている可能性があります。
根本的に治す必要があるので、デンタルケアや歯科処置などの歯周病の治療を行いましょう。
猫がくしゃみをするときに病院に行くかどうかの目安

生理現象でくしゃみが出るのであれば様子見で構いませんが、病気の可能性があるなら動物病院を受診しましょう。
判断に迷ったときは、以下の事柄も目安にしてください。
くしゃみが続く
猫のくしゃみが頻繁に出たり、2~3日続いたりしたときは検査を受けましょう。
生理現象のくしゃみはあくまで一時的なものなので、頻繁に出たり毎日続いたりはしません。
人間もそうですが、ほこりや刺激物を吸ったわけでもないのに、
頻繁にくしゃみが出るのは異常サイン。
猫風邪やアレルギー性鼻炎など、様々な可能性が考えられます。
鼻水の状態がおかしい
黄色や緑色、大量に出る、血が混じっているなど、いつもと違う鼻水が出るときは診察を受けましょう。
くしゃみと鼻水はどちらも異物を排出するための防衛反応なので、生理現象でくしゃみをしたときに鼻水が出ることがあります。
しかし、健康な猫の鼻水は透明でサラサラであり、量も多くありません。
鼻水に異常があるときは、細菌感染や猫風邪、副鼻腔炎、歯周病などの可能性が考えられます。
さまざまな症状がある
くしゃみの他にさまざまな症状がある場合は、病院で診察を受けましょう。
猫が急にくしゃみを連発すると心配になりますが、連発するけど元気で、他の症状がないときは一時的にくしゃみをしただけの可能性があります。
逆に、目やにや目の充血、呼吸の異変、食欲減退、元気のなさ、発熱、咳など、他の症状もあるときは注意。
病気の症状の1つとしてくしゃみが出ている可能性があるため、他にどんな症状があるのか愛猫をよく観察しましょう。
猫がくしゃみをするときの予防方法と注意点

猫がくしゃみを連続する原因はさまざまですし、病気が原因なら治療が必要。
しかし、自宅でできることもあるので、愛猫のために予防や対策をしてあげましょう。
室内を清潔にする
掃除を怠るとくしゃみが出やすくなるので、なるべく室内を清潔にしましょう。
生理現象や、ホコリ・ダニなどのアレルゲンでくしゃみが出る場合は、小まめに掃除をして原因を取り除くことが大事です。
また、猫風邪は飛沫感染や接触感染でうつります。
くしゃみ・鼻水・グルーミングなどでもうつるため、多頭飼いのときは、他の猫が感染しないように掃除を徹底しましょう。
日ごろから小まめに掃除したり、空気清浄機を使ったり換気したりして、くしゃみの原因を取り除いてあげてください。
刺激を避ける
香りの強いスプレーや香水、アロマ、タバコ、芳香剤などはくしゃみの原因になりやすいので控えましょう。
何が刺激になるのかは猫によっても異なりますが、舞うタイプの猫砂にも注意。
細かい猫砂は使ったときに宙に舞い、くしゃみを引き起こすことがあります。
おから系や紙系、大粒の鉱物系など、粉塵がでにくい素材を使うことも検討しましょう。
ストレスを与えない
ストレスは万病のもとなので、なるべく快適な生活環境をつくってあげましょう。
長期的にストレスにさらされると、体や心に不調が起こったり、免疫が低下したりしやすいです。
免疫が低下するということは病気への抵抗力が下がるということなので、猫風邪をひいたり再発したりしやすくなります。
ゆっくりできるスペースや遊び場を用意し、なるべく負担をかけないようにしましょう。
湿度を調整する
室内が乾燥しているとくしゃみが出やすくなるので、湿度を調整しましょう。
乾燥すると、鼻の粘膜が刺激されてくしゃみが出やすくなりますし、猫風邪のウイルスが繁殖しやすくなります。
つまり湿度を調整すれば、生理現象のくしゃみや、猫風邪の予防にも繋がるということ。
猫に最適な湿度は40~60%ほどなので加湿器を使って調整しましょう。
まとめ
猫がやたらくしゃみをする原因は、大きく分けると生理現象か病気のどちらかです。
猫のくしゃみが連続して出ても、その後に続かないようなら、しばらく様子を見ましょう。
継続して出たり、悪化したり他の症状もあるときは病院を受診してください。
