猫の大動脈血栓塞栓症から生還したネコ

こんにちは、だいぶ涼しくなり秋を感じます。
体調管理が難しい季節ですね、みなさま風邪などひかれないようお気をつけください。
私は鼻がつまって苦しいです。

さてさて、今日はネコの大動脈血栓塞栓症(ネコの血栓)について。

ネコの血栓は、心臓内や大動脈内に血栓が作られそれが流れていき、詰まってしまう病気です。
ご存知の方も多いと思いますが、ネコの血栓は非常に死亡率が高い病気です。

そんななか、治療に耐え血栓から生還したネコちゃんをご紹介します!

こちらのネコちゃん、後ろ足が動かしいにくそうとのことで来院されました。
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触診してみると、ネコちゃんの後ろ足は冷たく色も悪く、爪を切ってもほとんど出血しません。
また後ろ足が麻痺し、血流も認められない状態でした。

大動脈血栓塞栓症と診断し、すぐに治療を始めました。
血栓の場合、疼痛緩和と血栓溶解の治療が必要になります。

ウロキナーゼやt−PA製剤などの血栓溶解剤を使い治療した結果、血栓が溶け血流が認められました。
その後、血流不全で後ろ足の一部が壊死したため切断しましたが、命は無事でした!!

今は後ろ足の一部がありませんが、元気食欲共に問題なく普通に生活しています。
よかったです。
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血栓は、心臓病の子に比較的多く見られる病気です。
また人間の血栓治療では、発症してからの時間が大事と言われております。
猫ではまだ研究がなされていませんが、人と同様に発症してからの時間が早ければ早いほど治りがいいのかなと思います。

家の子の後ろ足が動かない、痛がっているという症状があれば、すぐに動物病院へ相談してください。